Cursorは物書きにもベストかもしれない
#CursorEditor #AIエディター #ライターおすすめ #執筆効率化
こんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
本当は今日は夜が明けるまでウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネをプレイして、ユズナミキを育てつつ砂影の洞窟でポイントを貯めて良いガラクタに交換しようと思っていたのですが、ちょっと思いついて試しに使ってみたCursorが予想以上に良かったのでそのお話をさせて下さい。
まず最初に
まず最初に僕はブログ廃人です。なおかつ多趣味というか、気になった事はとことん調べたり試したりしないと気がすまない性質で、そしてそれで得られた知見を独り占めすると「同じ道を歩く人」が無駄足を踏むので、できるだけ得た知見は共有したいのです。
その結果、馬鹿みたいに多くのブログを持っています。
具体的に挙げていくとこんな感じです。
- 闘病ブログ:病気のデパートなので、通院記録だけでも結構な量になります。
- TRPGのブログ:実はTRPG歴40年です。「失敗しない方が楽しいよね」を元に2000件近く記事を書いたのですが、流石に限界なので原点回帰して「初心者さんと一緒にどうすれば楽しいか考えていこう!」という方向で記事を増やそうかと思っています。
- ガジェットブログ:実は一番人に見てもらっているブログなんですが、自分の中では2位なんですよね。1位はあくまでもTRPGです。ただ、noteにクロスポストしているので知名度が結構高くなってきていて、色々な会社さんから製品をご提供頂いたりご貸与頂いています。が、忖度無しで良い点は褒めますし駄目な点は駄目といいます。
- アナログゲームのブログ:最近やってないのでブログが息してません。メディック!
- デジタルゲームのプレイ日記:最近はウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネばかりですが、デジタルゲームが大好きなのでプレイ日記を書いています。
- 艦これのプレイ日記:艦これはゲームじゃなくて人生なので別ブログです。
- 思想ブログ:思想も好きなので、あえてというかオルタナ視点で別の切り口から見た時に「それは真実か?」という観点で色々考えています。
- note:ガジェットブログのクロスポストの他、noteオリジナルとして「(ゲーム名)について語らせて下さい」シリーズと「如月翔也のやり方」(始めたばかりです)を不定期に載せています。
これだけで相当頭のネジが緩んでいる人間だとご理解頂けると思うんですが、実は僕、更に根っこからパソコンが好きで、Windows/Mac/Linux・iOS/iPadOS/Androidを全部持っていないと嫌な方で(なので全部持ってます)、かつパソコン歴が物凄く長くてはじめてパソコンを触った頃は「まず自分でプログラムを書かないとパソコンは動きません」という時代だったので、必然的にプログラムができ、その延長上で今でも色々な言語のプログラムができます。
さらに最近家庭環境で僕だけ部屋がなくてオンラインですらTRPGを遊べていないフラストレーションが酷く、もうキャラクターと物語を作りたいがあまりに「ダークファンタジーの大長編(12万文字くらい)」と「時代劇ラノベ(文字数ではなく16章構成)」に手を付けはじめてしまい、プロットはどちらも完成、今ダークファンタジーを1/4くらい書いた感じです。
さらにちょっと人に言えない事情があって爆発するほどのフラストレーションを抱えているので気持ちを安定させるために「文章を書く」「ゲームをする」をしていないとかなり厳しいんですよね。自分語りが長い:減点10
まだCursorにたどり着きません
というわけで馬鹿みたいに文章を書いてWordPressとnoteに投げまくっているんですが、WordPressもnoteもWebブラウザ上で文章を書くので、間違って閉じたりブラウザバックしたり更新したりすると今までの作業がパーになります。作業していた僕もパーになります。耐えられない、死ぬ。ノリで書いてるから同じ文章は二度と出てこない。
なので、なにかのクライアントで保存しながら作業できると最高なんです。
そこで見つけたのが「Typora(タイポラ)」というWindows/Mac/Linuxで使える、15ドル買い切りでパソコン3台にまで入れられるマークダウン形式のエディタです。
Cursorじゃないんかい!
マークダウンというのはHTMLが面倒くさいので簡単な記号を使う事で文章を装飾して書くやり方で、このマークダウンをHTMLに変換する手段を色々な人が用意してくれているので、マークダウンで記事を書いてWordPressに送る時にはHTMLに変換して送り、noteの場合はマークダウンがそのまま使えるのでそのまま貼り付ければ良いのです。
ただ、このTypora、ちょっとだけ弱点があって、大量のデータを整理しようと思うと「自分でフォルダ掘って勝手にやれ」というスタンスなのと、あとWordPressに直接内容を投げる手段がないアプリなんですよね。なので、「ファイル管理+WordPressに投げる」アプリがどうしても必要でした。
そこで白羽の矢が立ったのがVS Codeです。VS Codeには「WordPress Post」という機能拡張があり、それを使うとマークダウンで書いた内容を正確にWordPressに送ってくれるのです。そしてVS Codeは「GitHub」という凄い高性能なのに無料なバージョン管理かつファイル管理ができるサイトと連携ができ、一度連携してしまえばファイル管理は楽々、しかもGitHubはかなりの量のデータを預かってくれるのでバックアップも万全です。
ただちょっと、「WordPress Post」という機能拡張が僕のニーズを100%拾ってくれるものではなかったので、公開されているコードを参考に自分で自分用の機能拡張を作ってしまいました。
そしてやっとできた環境、VS Codeはブログ専用に使おう、と思い、じゃあ趣味のコーディング、プログラミングは?と考えた時に、VS Codeから派生していてAIが無料の範囲でそれなりに使えて拡張機能に互換性がある「Cursor」を使おう、という結論に達したのです。
僕はコーディング能力についてはClaude Proがかなり秀でていて良い、という判断だったので、Claude Proを契約してコードについてClaude Proと相談しながら修正・修正してCursorで反映・コンパイルして使っていて、幸せだったのです。
ここでパラダイムシフトが起きます
しかし、実はClaude Proってレート制限が厳しいのもあるんですが、テキスト3MB程度でもう「会話の上限に達しました」のメッセージを吐いてそもそも質問ができないんです。僕が作ったダークファンタジーのプロット4万文字を読ませると質問させてくれずに「新しい会話を始めて下さい」って言われるんですよね。
これ、例えばPerplexityではそうならないですし、Copilotでもそうならないです。Stella AIでGPT-5を選ぶと「新しい会話を始めて下さい」ではなく「メッセージの作成に失敗しました」でやっぱり使えず、恐らく大長文を全部精査してチェックさせるにはNotebookLMが最強なんですよね。
ただ、NotebookLMは「余計な所から情報を持ってこない」という明確な哲学があり、僕のプロットを評価してもらおうと思うと「評価基準がない」という単純明快な回答が返ってきて、それでいいんだけどそれじゃ困るんだよ、というお話になるわけです。
結局無料のChatGPT-5に添付ファイルで突っ込んで話をするのが一番役に立ったのですが、本当は特性として「このソース範囲の中から答えを出して欲しい」と「外部からソースを引っ張ってもいいから回答して欲しい」の両方ができるのが最高だと思うんですよ。
そして僕は文章書きであると同時にコード書きなのでコードを読んでくれる能力がそこそこあるAIじゃないと相棒にはなり得ない。でもコードだけだと創作文章もなんですがガジェットレビューが「偏ってないか」をチェックする目にならないので困るんですね。
そこで浮上してきたのが「CursorのAI」です。
僕の認識ではCursorのAIってコーディング特化の認識だったんですが、どうやら違うらしく、むしろ「こういう書き方のレギュレーション」を指定しておいてそのレギュレーションで文章添削ができるというのです。
またAIとのチャットを使って「ソース範囲をこの範囲に絞ってこういう条件で抽出して」だとか「この範囲を要約して概略をまとめて」だとか「この範囲の僕の文章の書き方のスタイルをCursorに真似させるにはどうすればいい?」みたいな事ができちゃうんですね。これは実際試したので本当にできます
という事はNotebookLMとClaude Proのいいとこ取りなんですよ。
しかも、Claude Proはレート制限があるんですが、CursorのPro(値段はClaude Proと一緒)は「高速での処理が月500回」の制限があるんですが、「高速じゃない処理は制限なし」なんです。Claude Proで散々こっちの言う事を聞かないで右往左往して結構強めに要件定義をガッツリ突きつけてかつ「既存の機能を壊すな」まで行って、あとエラー1個だけ直せば終わりそう、なタイミングでレート制限4時間お休みテンション戻らずにもう明日でいいや、がないんですよね。
ClaudeはClaudeで無料範囲内でも十分使えますし、NotebookLMは一回データとしてしまってしまえばそこから縦横無尽に情報を抜き出せるので存在価値は大きいんですが、Cursorは今Typoraで書いて保存してCursorに反映された文章をその場のチャットで「こんな感じで修正して」だとか「偏っていないか評価だけして。偏ってたらそこを明示して」っていうのをちゃんとしてくれるんですよ。
これ、ヤバいです。
最初はちょっと調教が必要そうな雰囲気がある(修正させるとほぼ全文書き換えてくるなど)んですが、カスタムシートというのを作る事で「こういうトーンでこういう言い方で」が指定できるので、分析できるだけの文章資産を持っている人ならCursor自身に分析させて「カスタムシートをXXって名前で書いてXX.mdって名前で保存して」とチャットでお願いすれば自分っぽい文章を書くカスタムシートを保存してくれるので、次回以降「カスタムシートXXの指定でここを修正して」って言えばOKです。天才。
もちろんコーディングだってお手の物(というかそっちが本業)。唯一の懸念点はエディタに統合されたAIなので他のAIソフトと違ってモバイル用のアプリがない点なんですが、実はCursorはWebからも使えて、PWAという仕組みを使ってiOSやAndroidにWebページをアプリとして登録させる事ができるので、そこからチャットに行けば一件落着です。
まだ1日しか試していないので本当の真価は味わっていない気もするのでガジェットブログでは取り上げないんですが、これ、かなり便利だと思います。
僕はとりあえず1ヶ月使ってみようと思ったので、ちょうどトライアルの終わる日がClaude Proの更新日なので更新をオフにして、トライアルが終わり次第Cursor Proに課金しようと思います。
そしてとりあえず手ブログ色々試して、できれば結果を皆さんに共有できればいいなー、と思います。
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devildaredevil 男性
ガジェットとAppleとTRPGが大好きな中年男です。文章をとにかく書くのが好きなので毎日のように色々なブログで文章を打ちまくっています。もし何か心に引っかかるものがあれば私のTwitterをフォローして頂けると更新情報が流れます。