Karabiner-ElementsをハックしてApplicationキーで計算機を起動させるようにした

 私今Macを使っているんですが、キーボードはマイクロソフトのSculpt Ergonomic Keyboard for Business USB Port 5KV-00006を使っており、これはWindows用のキーボードなのでそのままMacで使うと不都合が多く、Karabiner-Elementsというアプリを使ってキーマッピングをMacのものと同じにして使っているんですが、MacBookAirのキーボードだとfnの外にあるのは矢印キーなんですけれどもSculpt Ergonomic Keyboard for Business USB Port 5KV-00006の場合fnに相当する右Altの右隣にApplicationキーがあるんですよね。
 Sculpt Ergonomic Keyboard for Business USB Port 5KV-00006のキーマッピングをMac用に変更する方法については次の記事(Karabiear-Elementsを使ってMicrosoftのSculpt Ergonomic Keyboard for Business USB Port 5KV-00006を使う)に詳しいんですが、今余しているAppilicationsキーには何もバインドしていないんですが、エディタとかで間違って叩くとスペースが入力されて鬱陶しいのです。それにキーが遊んでいるのは嬉しくなく、できればApplicationキーを押したら計算機.appが起動してくれれば嬉しいな、と思ったのです。
 そこで、ハックします。Karabiner-Elementsでアプリを起動するには「”shell_command”: “open -a ‘アプリ名.app'”」をToに設定してあげれば良いそうなので、今回は計算機.appなので「”shell_command”: “open -a ‘calculator.app'”」を指定してあげれば良いわけです。
 しかしコンフィグを手入力するとミスの元ですし面倒臭いのでコピペだけで済ませましょう。
 Karabiner-ElementsからPreferencesを開いて該当のキーボードを選択、「Add Item」でFrom Keyを「Applications」、To Keyを「2」(これは何でも良いです)にバインドします。
 そしたらユーザーフォルダの中の隠しフォルダ「.config」の中に「Karabiner」フォルダがあるのでその中にある「Karabiner.json」をエディタで開き、「”2”」を検索します。
 そうするとFromが「Applications」キーの項目が選択されるので、「”2”」を消して「”shell_command”: “open -a ‘calculator.app'”」を変わりにコピペして、エディタで上書きしてファイルを閉じます。
 では、Applicationキーを押しましょう。計算機アプリが起動しました。成功です。

 という訳でハック終了です。「calculator.app」の部分を書き換えれば別のアプリも起動しますし、「Application」キーを違うキーにすれば違うキーでも起動します。
 Karabiner-Elementsはjsonファイルを吐き出すのに特化しているので書き出されたjsonファイルをハックすれば結構簡単に置き換えが効くんですよね。

 ハックは専門知識がなくても出来ますし(むしろないからこそハックする。知識があるならハックしないで作ればいいですからね)、トライアンドエラーで試すと結構うまく行く場合があるので、あくまで自己責任ですが色々楽しくやってみると良いと思います。